デフのオフセットが合いません。
調べてみると3.417ファイナルはキャリア品番が違うようです。
左が新しいキャリアで右が元の物です。
キャリア形状が違います。
新しいキャリアに部品を入れ替えたら問題無く組めました。
ドライブピニオン突き出し量が適正か、光明丹を塗り、歯当たりを確認します。
歯当たりを確認したら、一度分解してスペーサーを取り付けます。
ベアリング、ワッシャー、オイルシール、コンパニオンフランジ、ドライプピニオンを組み付けます。
スペーサーを潰しながらベアリング調整をするのでネジの締め付けにコツがいります。
ネジに周り止めをします。
デフをキャリアに乗せてベアリングキャップ、アジャストナットを組み付け、ベアリングの張りとバックラッシュを調整します。

ダイヤルゲージは持ってますが、バックラッシュを調整には使いません。
不信に思われるかもしれませんが、私がデフ組みを始めて20年近くなります。
TE71、AE86で何十回も壊して覚えた感覚です。
AE86に乗っている方なら分ると思いますが、デフの唸りはしょうがないとあきらめていると思います。
一度ダイヤルゲージでバックラッシュ基準内で組んでサーキット走行したら唸ってしまい、分解するとバックラッシュが大きくなっていました。
それからいろいろ試してみてバックラッシュの音と手の感覚で組むようにしています。
AE86で負担の多きい使い方をしても唸り音が出ないように組み付けられるようになりました。

今回の車はハードな使い方をする車(笑)では無いので神経質にならなくても大丈夫ですが、いつもの組み方と一緒です。
ベアリングキャップボルトを本締めします。
本締めするとバックラッシュが変わるので再度確認して駄目なら調整します。
周り止めプレートを組み付けます。
ここでギヤーオイルを塗り、再度バックラッシュを確認します。
完成。